諸宗破折第2弾 幸福の科学編
さて この世にはびこる邪義・邪宗が世の乱れの元凶。
「早く天下の静謐を思はば須く國中の謗法を断つべし」との立正安国論の御金言のまま、諸宗破折第2弾。
最近はいよいよ政党までつくり、政治の場にまで進出してきた新興宗教「幸福の科学」が今日のお相手。
私の所では、5年程前に、新会館を建設しその勢力を伸ばしてきているなという印象をもっておりました。
その会館へ初めて訪問。
会館内には、婦人が2人。
役職は支部長と副支部長だそうです。
支部長が私と話をすることになりました。
まずは、幸福の科学の信仰とは如何なるものですかと私が問うと、
最近、政治や教育の世界へ進出など多様な活動をしているとのこと。
あまり活動状況を聞いても肝心の話が進まないので、早速教義について聞いてみる事にしました。
大川隆法総裁がエル・カンターレという最高神の一部として出現し、その大川隆法総裁の指導(霊言?)を信仰し実践しているのだということだそうです。
支部長の話の途中で「久遠実成の仏陀」という言葉がでてきたので、早速
「エルカンターレと久遠実成の仏陀との関係はどういうことなのか教えて下さい。」と聞いてみたのですが、
えっ!?という表情の支部長さん。
エルカンターレの概説は話してくれるのですが、肝心の久遠実成の仏陀との関係は明らかになりません。
その内に、大川隆法総裁とエル・カンターレの説明になってきました。
大川総裁はエル・カンターレの一部であり、これまでに3度再誕し現在の大川総裁になっているのだそうです。
その説明の際「仏陀の再誕」という言葉が出たので、
私:「仏陀の再誕とは何ですか。そんなことどこの経典にも説かれていませんよ。」と指摘したところで、論がやっと
展開してきました。
支部長:「そんなことありませんよ。(かなり確信しているという様子で)ちゃんとあります。えーと確か涅槃経にあ
ったと思います。」
私:「それでは、涅槃経のどこに何て書かれているのか教えてください。」
支部長:「それは・・・。でも確かに仏陀の再誕は説かれているんですよ。」
私:「もし経典に説かれていなければ、それは大川隆法総裁が後から釈迦が言ってもいないことを勝手言い出した事だということになりますが。」
支部長:「そんなことありませんよ。確かに仏陀の再誕は説かれているのです。」
私:「ならそのことを是非証明してくださいな。もし経典にないのなら、それは仏法ではないということになると思いますが。」
と話している最中に、やおら携帯電話を取り出し、何やら誰かにメールを送っている様子。
その後、何もいわずに携帯電話を持って別室に行ってしまいました。
どうも誰かとお話をしている様子です。
戻ってきた時には、厳しい顔つきの支部長さん。
支部長:「今 確認してもらっています。」
私:「そもそも仏法というからには、釈迦の説いた教えがどの経典にも説かれていないなどという事はおよそありえません。」
「釈迦亡き後、釈迦がこのように言っていたなどと勝手な邪義を唱えるものを判別するために文証を用いて判釈するのが道理なのです。」
「その文証が示せないと言うなら、仏陀再誕が釈迦の説いた教えだと大川隆法総裁がいくら言っても、万人が納得できるものではありませんよ。どうなんですか。」
その後 支部長の携帯に電話があり、また別室に。
戻ってきた支部長さん
「経典には、無いそうです。」
「でもインド(?)の○○村には、仏陀再誕を信仰するところがあって、仏陀が再誕するという教えがあるのです。大川総裁がそこで取材したから間違いありません。」
私:「やはり経典にはないのですね。」
「それでは、あなたたちは経典にも説かれていない教えを大川隆法総裁がそう言っているからと言ってそれを信じているのですか。」
と話していると それまで傍らで私とのやりとりを聞いていた副支部長さん。
副支部長:「でも、経典が全部正しいと言う事ではないでしょう。あなたそれが証明できるのですか。」
おっと ということは、幸福の科学では、文証とすべき経典を否定するですか。
経典より大川隆法総裁の言っている事の方が正しいということでしょうか。
因って立つ所の 経典全ての存在を否定するのであれば、およそそれは仏法の態をなしていません。
幸福の科学では、経典が全て正しいというわけではない。ということを自ら認めた事になりますがいかがでしょうか。
釈迦の説いた教えである経典は正しいとは言えないと否定しておいて、何故 久遠実成だの仏法僧だのという仏法用語を平気で使っているのでしょうか。
それでも「仏陀再誕」などとあたかも仏法を信仰しているかの様な主張するのは、自家撞着をおこしてはいませんか。
その後 ついぞ支部長さんからは、仏陀再誕のお話が出て来なくなりました。
そりゃそうでしょうね。
生まれて初めてそれまで信じてきた「仏陀再誕」なんて教え、経典の何処にも説かれていない事を知ったのでしょうから。
でも きっと仏陀の再誕が大川隆法総裁だと言いたかったのではないですかね。
その後 旗色が悪くなったと判断したのか
「結局あなたは、ここに何しにきたの。」と副支部長さん。
自分たちの教義が否定されると態度が変わり始めました。
最初は、「私たちは、誰でもウェルカムでオープンに受け入れているのですよ。」なんてにこやかに話していたのに、
「もう話をしてもお互い平行線だからこれ以上無駄でしょう。」と言い出す始末。
途中からは
「兎に角 大川総裁の本をまず熟読してください。」
「読めばわかりますから。」
「本も読まずにあれこれ言っても駄目です。」ということでもう相手は厭戦気分。
途中 支部長さんがずっと脇腹のあたりを押さえているので気になっていたのですが、
どうやらさっきから胃が痛いとの事。
まずは大川隆法総裁の教義が説かれた三部作があるので、それを熟読してくださいと三冊とも献本されました。
「あなたには、是非熟読してもらいたい。」と副支部長さん。
次回は、もっとそういう話に詳しい人がいるので、その人と話をしてもらいたい。とのことでした。
それはこちらも望むところでありまして、本を熟読(?)させていただき、幸福の科学の教義について十分学ばせてもらった後、対論をしにいこうと考えています。
もう二度と来るなと言わないところは、創価学会と違い潔いよいですね。
帰りもきちんと玄関でお辞儀をして送り出してくれました。
創価員 あなたたち 幸福の科学に負けてるぜ。